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Book review

【2022年版】taknalでいいね数の多かった小説トップ5を紹介します。

Book review

こんにちは。文章を書くのが好きな一般人、うつがや(@utugaya)です。

みなさんにとって2022年はどういう年だったでしょうか?
コロナも勢力を弱め、2021年よりかは大分動きやすくなったと感じます。

人と人との交流が活発になるとどうなるか。そうです、taknalユーザーとすれ違う事が多くなるのです!
今年もたくさんのtaknalユーザーとすれ違い、たくさんの本と触れ合ってきました。

頂いたいいねの数も前年のから40を超え、面白い本と出会う日々です。

そんな一年を締めくくるべく、去年も投稿した企画「taknalいいね数で見る人々に刺さった小説トップ5」を今年もやっていこうと思います。

果たして、沢山の人に「気になる」と思わせた作品はどれなのか。去年の記事と照らし合わせながら読んでいただけると嬉しいです!

taknalについて

「taknal」は「“人とのすれ違い”を”本との出会い”に変えるアプリ」です。

ユーザー同士がすれ違うことでお互いがオススメする本が交換され、気に入った本があれば「いいね」することで自分の本棚へとしまうことができます。

アプリ自体もおすすめの本だけ登録しておけば自動的にすれ違い、勝手に相手がおすすめする本が届くだけなので煩わしいメッセージ機能などなく、本だけに集中することが出来ます。

本好きには必須と言って良いほどの有料アプリなので、この記事を読んで気になった方は是非一度、下記のURLからダウンロードして使ってみてください!

5位

私たちが好きだったこと

獲得いいね数・3

工業デザイナーを目ざす私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。偶然一つのマンションで暮らすことになった四人は、共に夢を語り、励ましあい、二組の愛が生まれる。しかし、互いの幸せを願う優しい心根が苦しさの種をまき、エゴを捨てて得た究極の愛が貌を変えていく……。無償の青春を描く長編小説。

新潮社

2022年に初読みした宮本輝先生の中でも、刊行から多くの人に愛されている作品「私たちが好きだったこと」が5位にランクインです!

作中に登場する男女四人はひょんなきっかけでルームシェアを始めるのですが、日々の暮らしの中で四人の心情は交差し、じりじりとした激しさを増していきます。

これぞ”大人の青春”って感じでビターな雰囲気の中に甘酸っぱさが隠れています。

読み終わった直後でも読み返したくなる、不朽の名作です!

小説の神様

獲得いいね数・3

小説は、好きですか――?

いつか誰かが泣かないですむように、今は君のために物語を綴ろう。

僕は小説の主人公になり得ない人間だ。学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……。

物語を紡ぐ意味を見失った僕の前に現れた、同い年の人気作家・小余綾詩凪。二人で小説を合作するうち、僕は彼女の秘密に気がつく。彼女の言う“小説の神様”とは? そして合作の行方は? 書くことでしか進めない、不器用な僕たちの先の見えない青春!

角川文庫タイガ

小説を読む者・書く者に贈る小説のための小説、「小説の神様」がランクイン!

漫画「ONE PIECE」に登場する主人公のルフィはこの世のどこかにあるお宝「ワンピース」を求めて大海原へと旅立ちますが、この本に出てくる登場人物達もまた「心を穿つような小説」を書くために全力で走り始めます。

物語を作ることの残酷さ。才能とは。”売れる”とは。

青春を小説に賭ける男女の熱い「小説」物語。この本を読めばきっともっと小説を好きになること間違いなしな、小説の全てが詰まった一作です。

4位

サンタクロースを殺した。そして、キスをした。

獲得いいね数・4

クリスマスを消すため僕は少女の恋人になる

聖夜を間近に控え、街も浮き立つ12月初旬。先輩にフラれた僕は、美しく輝く駅前のイルミネーションを眺め、どうしようもない苛立ちと悲しさに震えていた。

クリスマスなんて、なくなってしまえばいいのに……。
そんな僕の前に突如現れた、高校生らしい一人の少女。

「出来ますよ、クリスマスをなくすこと」

彼女の持つノートは、『望まない願いのみを叶える』ことが出来るらしい。ノートの力で消すために、クリスマスを好きになる必要がある。だから――

「私と、疑似的な恋人になってください」

第14回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作品。
これは、僕と少女の奇妙な関係から始まる、恋を終わらせるための物語。

小学館ガガガ文庫

昨年も人気だった一風変わったライトノベル、「サンタクロースを殺した。そして、キスをした。」が今年もランクインです!

純文学に近いようなしっとりとした文体で紡がれるクリスマスの奇跡。

幸せに反発する少女と、それに付き合う主人公の細やかな聖夜の物語は誰もが心の奥に持つ「嫉妬心」を安らかに包んでくれます。

クリスマスは残酷だから、美しい。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

獲得いいね数・4

ある午後、あたしはひたすら山を登っていた。そこにあるはずの、あってほしくない「あるもの」に出逢うために――子供という絶望の季節を生き延びようとあがく魂を描く、直木賞作家の初期傑作。

角川文庫

この小説、非常に水っぽいです。

じとっとした文章から惹きつけられる少女の純粋な幸せ。
傘を忘れて雨に降られた時の、あの服の濡れ具合を常に纏っているような、そんな気持ちになります。

泣きたくても涙は出ない。だってそれが、彼女の幸せなのだから。

どうしようもなく苦しくなりたい時に読むのをおすすめします。

3位

人類は衰退しました

獲得いいね数・5

にんげんさんは、かみさまです?

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は「妖精さん」のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の”調停官(ちょうていかん)”となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが……。

小学館ガガガ文庫

人類の終わりをゆるく描いた不朽の名作ライトノベルが3位にランクイン。

世界はゆるく朽ちていて、人間社会の発達も終わりが見えているそんな時。
目の前に現われた「妖精さん」は非常にいたずらっぽくて、それでも大真面目。
そんな妖精さんと暮らす日常はいかがですか?

ゆるくて甘いのに、どこか目を離せない、そんな不思議なライトノベルです。

2位

浜村渚の計算ノート

獲得いいね数・6

テロ組織「黒い三角定規」が、いよいよ浜村渚に直接対決を挑んできた。渚と武藤龍之介をミュージカル劇場に招き寄せ、一次方程式を解けという。だが、その問題は普通のやり方では解けないうえに、「黒い三角定規」の驚くべき策略を示唆するヒントも仕込まれていた! シリーズ第五弾。

講談社文庫

数学嫌いにこそ読んでほしい、数字計算だらけの物語が2位に登場です!

天才少女「浜村渚」は一見どこにでもいそうな女の子。
でもこの世界では「数学」という教科は窮地に追いやられていて……?

可愛いのに賢い、そんな女の子のミステリー、いかがですか?

1位

新世界より

獲得いいね数・9

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。

講談社文庫

そして堂々の一位を勝ち取ったのは和風SFの金字塔、貴志祐介「新世界より」でした!

この作品、正直すごいです。

当サイトの別の記事にて詳しく解説しているのですが、一度読めば新世界よりの世界に取り残される事間違いなし。

淡々と描写される僕達が生きている世界とは違う、日本みたいな世界。

和風×SFの相性は日本人にこそ読んでほしい、一度読み始めれば止まれなくなる魔力の持った作品です!

まとめ

と言うことでいかがだったでしょうか?

ポイントは前年から大体一作品3ポイントほど上がっており、それほどに誰かに届いたと考えると感慨深いものがありますね。

是非この中で気になったものがあれば手に取っていただけると大変嬉しいです!

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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