こんにちは。文章を書くのが好きな一般人、うつがや(@utugaya)です。
皆さん、好きなものは最後に食べる派ですか？それとも先に食べる派ですか？
僕は最後に食べる派なのですが、”良いもの”もあんまり人におすすめしたくなくて、自分で独占したいタイプなんですよね。
そんな僕が今日、門外不出だった「ジャンプ＋のおすすめ読み切り漫画」を５つ紹介したいと思います。
漫画の良さが詰まった読み切り漫画だからこそ粒揃いで沢山の人に読んで欲しくて、でも自分だけが知っていたい…あああああ！
ジャンプ＋について
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2400万ダウンロードも突破している有名アプリ、「ジャンプ＋」。
最近アニメ放映して話題のチェーンソーマンやSPY×FAMILYなんかもこのアプリ発の漫画です。
そんな有名漫画がタダで読めてしまうこのアプリですが、おすすめしたいところがあります。
それは、”沢山の読み切り漫画が読める”という点です。
「ジャンプ＋に連載したい！」と声高らかにする未来の漫画家の卵の作品が”読み切り”として短編作品になって掲載されているのです。
これがね、本当におすすめしたくて。50ページ程度で簡潔にまとめられた漫画は物語の構造や作画など作者さんの良さが手に取るように分かって、スキマ時間にぴったりなんですよね。
今回はそんな中からおすすめの作品5つを紹介します！
おすすめ5選
仮面学級 / 北國ばらっど・桜井みわ
コロナ禍で休校が続くある日、私はウェブ上に作られた「仮面学級」という名のコミュニティに参加した。最初は怪しいと思っていたけど、匿名の空間は現実よりよほど素顔の自分でいられて、心地よかった。そこで出会った犬山さんという女子に惹かれていくけど⋯?
ジャンプ＋
「アイドルの曲が好き」「おしゃれする」「女の子らしくする」
この漫画は、そんな日常に疑問を抱いている女の子の物語です。
誰かに言われて、”らしく”生活している。でもずっと、心にわだかまりを抱いたままであり、苦しくもある。
そんな日々から一転、新型コロナウイルスが漫画内でも流行し、学校は一時休校になります。
同級生は休みを憂う中、自分は自分のままに過ごせることに喜びを感じていました。
そんな中出会う「仮面学級」で「ありのままになる」ことの意味を知るのですが…。
物語終盤、誰もが考えさせられる仮面学級の意味。読み終わりじっとり心を濡らす作品です。
その日に残るかけらのために / ななせ悠
彼女と同棲するフリーターの私。自分の人生、この先どう生きるかとか誰と生きるとか考えないようにしていた。ある日、おばあちゃんの友人の葬儀に参加することになり…。70年その先で何が残るか人生を想う読切46ページ
ジャンプ＋
その道を進むのが本当に正しいのか。誰しもが悩むその問いに優しくブランケットをかけてあげるのがこの読み切り漫画です。
同じ性相手の恋に悩む主人公はある日おばあちゃんの友人の葬儀に参列することになるのですが、そこで見たのは”同性の先輩を好きになってしまった為の、恋愛の後悔”でした。
好きって言い出せない。それは時代のせいか、性別のせいか。はたまた自分の決断のせいか。
柔らかな作画の淡い色付けに乗る純愛の恋物語。こんなに優しい物語を読めることに幸せを感じざるを得ません。
はねつきぎょうざ、たべる！ / 四方井ぬい
近所の安い中華屋では変な噂が絶えない。ゴム肉を使ってたり、材料を密輸入してるとかなんとか⋯。そして、私も奇妙に遭遇する。私が頼んだハネッキギョウザが羽ばたいて店から飛んでいってしまったのだ。さぁ大変!餃子を探して食べ尽くせ!!
ジャンプ＋
とにかくポップに描かれるドタバタ”はねつきぎょうざ”捕獲大作戦です。
この作品、何よりも”良い”と感じるのは、「はねつきぎょうざ」に愛がある事。
急に飛び回るはねつきぎょうざを諦める事なく捜索し、一匹一匹捕獲していく。
そして目の前に焼かれたはねつきぎょうざが出てきた時には、主人公は「生きものを食べるんだな…」としっかり命を頂くことに敬意を感じています。
カオスな「はねつきぎょうざ」の存在に、明るくポップな絵柄。そして何よりも「はねつきぎょうざへの愛」がより漫画を面白くし、お腹を空かせるのです。
水と油でかける橋 / 赤穂ゆうき
美大出身の抽象画家・池田萌音は、こども絵画教室で講師を始める。そこで「売れる絵」に執着する天才小学生・宮下怜央から採点を求められ⋯
ジャンプ＋
この話は「失敗と挫折、そして成長の物語」です。
簡潔にまとまった59ページの中で幼さと失敗、そして挫折を織り交ぜつつもしっかりと成長に繋げる構成力には、”物語に人を引き込む力がある”と感じました。
「天才小学生画家・宮下玲央」が長髪に対し、対照的に描かれる「趣味画家・池田萌音」がショートカットなのも、とても印象的に映ります。
「才能がある」とは、必ずしも評価されることだけが指針ではない。売れずとも自分通りに描くことも才能になる。そんなことを教えてくれる作品です。
ハイスクールランウェイ / むぎすけ
おしゃれに憧れるものの、高身長のせいで「オバケのはるかさん」と呼ばれているはるか。ネットで知り合ったハルちゃんと一緒にメイクの練習をするようになるが、ハルちゃんには何やら秘密があるようで⋯!!?
ジャンプ＋
この作品は、僕が今まで散々読んできた読み切りの中でも一番大好きな読み切り漫画です。
「化け物」と呼ばれる化野さんは「自分にメイクなんて可愛いもの似合わない」と卑屈になっちゃう系女子。
そんな化野さんが自分の殻を破り”なりたい自分”に進んでいく過程を描いた漫画です。
何よりも、僕が一番”良い”と感じるのは、「その過程を邪魔する存在が一人もいない」という点です。
この物語に出てくる障害(敵)は、自分自身のみなのです。
自分がどうするか。自分の選択によって、自分の未来が変わっていく。
全ては”自分の頑張り次第”というのが伝わって来て、だからこそ化野さんの成長に思わず感動してしまうのです。
絵柄も綺麗で内容も良く、最後のページ、リップだけが紅くカラーになっているのが胸に刺さります。
僕が人生で生涯をかけて推していくと決めた、「成長と葛藤」の物語です。
まとめ
と言うことでいかがだったでしょうか？
他にも「イマジン」や「交際裁判」などおすすめの作品はあるのですが、今回は「本当におすすめしたい5作品」に絞り紹介しました。
僕自身、本当にジャンプ＋の読み切り漫画が大好きで、この記事を書いている時も常に心がるんるん揺れていました。
結構楽しかったのでまた機会があれば別の作品紹介も書きたいと思います。
おすすめの読み切りがありましたら是非教えていただけると嬉しいです！
最後まで読んで下さりありがとうございました！